お気に入りの一着でレトロな街並みを探訪日本のベニス・内川で、ふらり着物さんぽ

富山県射水市・新湊地区にある内川。富山新港からつながるこの運河では、川べりに停泊する漁船や川をなぞるように立ち並ぶ町家、そして個性豊かな12の橋が迎えてくれます。

そんな港町の風情が漂う内川沿いにある「おきがえ処 KIPPO」は、手ぶらで着物を楽しめるお店。多彩な色や柄から、好みの一着に袖を通して、内川さんぽを楽しんでみませんか?

港町の風景が美しい内川

富山県の西部にある、射水市新湊地区。漁業と海運で栄えたエリアで、県内指折りの規模を誇る新湊漁港は、白エビやベニズワイガニが獲れることで有名です。

古くから漁師町としてにぎわう新湊に流れる運河・内川は、湾岸線と並行するように東西1850mを結んでいます。

川沿いには漁船やプレジャーボートが停留し、その風景は「日本のベニス」と称されています。明け方には船のエンジン音やカモメたちの鳴き声が響く、どこか懐かしい雰囲気のまちです。

ノスタルジックな街並みで、着物さんぽはいかが?

内川を訪れた方に、ぜひ着物で街歩きをしてほしいとオープンしたのが「おきがえ処 KIPPO(おきがえどころ きっぽ)」。

新湊の貸衣裳店が手がけた着物レンタル店で、着物レンタル代・着付け代を含めて一式3000円で利用することができます。

多彩な色や柄を取り揃えた着物

KIPPOは町家をリノベーションした建物で、奥行きの長い廊下や家の中央にある中庭など間口の狭い港町ならではの建築が特徴です。

まずは着物を選びに2階へ。タンスには常時100着以上の着物が用意されており、華やかなものからシックなものまで多種多様です。貸衣裳店で使用していた着物や、お店をオープンするにあたって近所の住民から譲り受けたものもあります。

よく見ると仕付け糸が残ったままの未使用のものも。昭和レトロな柄など、時代を超えて愛されるデザインも多いんですよ。

KIPPOで取り扱う着物は、ほとんどが絹の素材で作られています。通気性もよく、肌にもなじみやすいので、着物を着慣れていない人でも心地よく着られます。街歩きのしやすさもばっちりですね。

 

着物を選ぶコツは、自分の好きな色や普段着ている服装の配色とは別のカラーにチャレンジしてみること。

着物や帯、帯〆などアイテムも多く、組み合わせは何万通りにもなります。普段は着ない色や柄も、着物だと挑戦しやすいんだとか。好きな色を差し色で活かすのもおすすめです。

選ぶ最中も、着物のプロが和装ならではの色や柄の組み合わせを、提案しながら一緒に考えてくれるので、迷ったらぜひ相談しましょう。

着物や帯を選んだら、さっそく着付けてもらいましょう。着付けのスタッフは熟練の技を持ったベテランです。手早く、着崩れしないよう着付けてもらっている間に、内川や着物の話に花が咲くかもしれませんよ。

 

着付けてもらったら、散策へ出かける前に、ぜひKIPPOの店内でも撮影しておきましょう。

着物に合う小物や、着物の色や柄を映えさせる可愛い色の壁など、着物姿と絵になる場所がたくさんあります。

中庭を眺める姿や中庭ごしの絵も内川ならではの一枚になるので、ぜひ収めてくださいね。

内川さんぽの歩き方

いざ、内川さんぽへ。内川の撮影スポットでまず押さえておきたいのは、個性豊かな12の橋。

彫刻のある橋や赤い切妻屋根が美しい橋、ステンドグラスが輝く橋などそれぞれに絵になるポイントがあります。内川を通る「新湊観光船」や漁船でのプライベートクルーズに乗れば、新湊のシンボル「海王丸パーク」や「新湊大橋」のそばまで行くこともできます。12の橋を間近に見られる、ぜひ体験したいアクティビティです。

内川の川べりを歩くのも、もちろんおすすめです。遊歩道が整備されているので、下駄や草履でも歩きやすく、ゆっくり散策を楽しめます。地元民御用達のお店に入ってみるのもワクワクしますよ。

漁師の雰囲気を感じる「番屋カフェ」

内川の周辺にはカフェやご飯屋さん、お餅屋さんなどのショップも数多く点在しています。

その中でも訪れておきたいのは、築100年以上の旧廻船問屋をリノベーションした「番屋カフェ」。KIPPOからも徒歩2分と、着物でも行きやすい距離です。

 

「番屋カフェ」として生まれ変わる前は、映画のロケで漁師の作業小屋「番屋」として使用されたことも。

カフェの入口や店内には、漁や映画で使用した道具がずらりと並びます。

2階には新湊地区で催される「新湊曳山祭」にまつわる展示や、新湊でロケをした映画ポスターなどのギャラリーも。ぜひのぞいてみましょう。

 

「番屋カフェ」のおすすめメニューは内川周辺のお菓子屋さんのスイーツとドリンクがいただける「内川まったりセット」(650円)。

おやつの種類も日によって違うので、何が選べるかはその日のお楽しみです。

新湊のソウルフードなどのランチメニューも充実しているので、お昼時の利用にもぴったりです。

夏は浴衣で内川さんぽを

内川さんぽを楽しんだら、夕方までにKIPPOに戻って着替えましょう。

希望すれば、一泊レンタルもできます。着物のまま、富山の夜に繰り出してみては、いかがでしょうか。

7〜9月の夏シーズンは花火大会や夏祭りにぴったりの浴衣を着ることができます。

日帰りレンタル2,000円、1泊3,000円と着物よりお手ごろな価格です。

夏ならではの色や柄、素材も豊富に用意されているので、夏のKIPPOもぜひ楽しんでみてくださいね。

 

レトロな街並みを着物でめぐる、特別な時間。内川をより楽しむために、KIPPOはぜひ利用したいサービスです。きっとより素敵な内川さんぽの思い出へと、結んでくれますよ。

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おきがえ処内川 KIPPO

番屋カフェ