富山名物の定番!富山名物『ます寿し』のここが知りたい!
富山名物といえば、まず思い浮かぶのが「ます寿し」。
「ます寿し」「ますの寿し」「鱒寿司」など、呼び方の違いはあれど、どれも同じものを指します。
お土産や駅弁などで口にした事のある方も、そうでない方も、ます寿しを食べる前に知りたいポイントをまとめました。
そもそも「ます寿し」とは?
ます寿しは、塩漬けで味付けした鱒を使った押し寿司の一種です。
木製の曲物(わっぱ)の底に笹を敷き、塩漬けで味付けをした鱒の切り身を並べて、そこに酢めしを押しながら詰め、笹を折り曲げて包み込み、重石をして作ります。
笹で包まれた状態のものが1つのものを、一段。2つ重なっているものを、二段と呼びます。
ます寿司の歴史
ます寿司の歴史は、江戸時代半ば、富山藩士で料理人でもあった吉村 新八が三代目藩主 前田 利興に「鮎寿司」を献上したのが始まりといわれています。
これは旨いと気に入られた藩主が、富山の名物として将軍に献上したところ、時の将軍吉宗の賞賛を得ました。
その後、神通川で獲れるサクラマスを使用して「鱒寿司」を作るようになり、以降、ます寿しが富山藩の献上品となったといわれています。
※富山観光公式サイト「とやま観光ナビ」より引用
熟練された職人技
現在、富山市内だけでも十数店舗が伝統の「ます寿司」の味を今に伝え続けています。
熟練した職人が、新鮮なサクラマスを手際よくおろし、その日の気候や魚の状態に合わせた塩加減で素早く塩を打ちます。
ここまでの作業を身につけるには、毎日やっても最低5年はかかると職人は言います。
どのお店でも熟練した職人が、丹精を込めて作り上げています。
店舗によって違う味!
ます寿司は、お店によって「味付け」、「鱒の厚みや並べ方」、「ご飯の炊き方」などの違いがあり、同じ味は一つとしてありません。
富山県民の方は、「肉厚度」「酸味度」「酢飯の柔らかさ」などの好みによって、ご贔屓のます寿し屋さんがあるそうです。
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上手な食べ方
ます寿しを開けた後、笹はめくらずに木の蓋の上に乗せます。
そして、ます寿しを買うとたいてい、小さなプラスチックのナイフが同封されているので、それを使って笹ごとケーキの要領で切り分けます。
そうすると、笹が付いたまま切り分けらけるので、手を汚さずに食べることが出来ます!
ます寿司作りを現地で体験!
(画像はイメージです。)
富山名物のます寿しは、「源ますのすしミュージアム」、「富山ます寿し協同組合」などで手作り体験も受け付けています。
自分で作ったます寿司をお土産にしてみてはいかがでしょうか?
富山のます寿司
富山県内広域
- TEL:076-421-1424(富山ます寿司協同組合)
- 各店舗・富山駅前CiCいきいきKANなどで販売
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