さくら名所100選　富山城＿松川べりの桜

松川は、神通川（じんつうがわ）の旧流路の名残に流れる川。

当初は、川べりに多くの松が植えられていたので松川と名づけられましたが、戦後、町の復興を祈り、ソメイヨシノが植えられたことから、現在の景観が生れました。

その昔は、富山城を守った天然の外堀（お濠）であり、また富山藩の河川舟運路でもあった松川。現在も、水辺から富山城を見ることができます。

〝春高楼（こうろう）の 花の宴（えん）″で始まる日本の歌をご存知でしょうか。

滝廉太郎の「荒城の月」です。

実は、この詩のモデルになったといわれているのは、富山城。

お濠越しに見るその姿はとても美しく、水辺の桜とお城の景色は、まさに「春高楼の 花の宴」！

ぜひ、実際に体験してみてください。

松川では、遊覧船に乗ることができます。

遊覧船から見ることができる桜並木は、全国的にもとても貴重。開花期間中は両岸から咲く桜トンネルを行くお花見遊覧船の運航があり、船内では船長が富山の歴史や松川辺りの見所を案内してくれます。

30分のお花見船旅。船の上から間近に見るお花見は格別です。

桜の開花状況に合わせて、ライトアップが行われますので、夜桜も楽しめます。

運行ダイヤ等の詳細は公式サイトでご確認下さい。

松川遊覧船 公式サイト