建築はもちろん、総門から山門へ至る玉砂利の白さ、山門から仏殿へ至る芝の青さが伽藍の美に花を添えている

富山県唯一の国宝建造物『国宝・瑞龍寺』を参拝する前に知りたい10のこと。

瑞龍寺は、富山県で唯一、国宝に指定されている曹洞宗の寺院です。
参拝前に知っておくとよいポイントを10点にまとめました。

01:瑞龍寺はどこにある?

瑞龍寺は富山県西部、高岡市にあります。高岡駅瑞龍寺口から徒歩で約10分で行くことができます。

北陸新幹線ご利用の方は、新高岡駅で下車し、徒歩15分またはタクシーなどで5分です。

高岡市は、加賀藩二代藩主・前田利長により開かれた町です。

1609年(慶長14年)、利長は、当時「関野」と呼ばれていた荒野に城を築き、近郊から民を集め城下町を作りました。

利長公は、城下町の形成とともに、鋳物を中心とした商工業を重んじ、その後の高岡の町民文化の発展の基礎を育みました。

02:瑞龍寺はどんなお寺?

瑞龍寺

利長公が築いた高岡の町に、「瑞龍寺」が建立されたのは、1614年(慶長19年)のこと。

利長公の菩提を弔うため三代藩主前田利常によって建立され、後述の伽藍(がらん)の造営には約20年の歳月を要しました。

03:瑞龍寺の伽藍とは?

瑞龍寺の回廊

まず、「伽藍」とは、寺院の建築物の総称のこと。瑞龍寺の伽藍は、鎌倉時代に禅宗とともに日本に渡来した中国の寺院建築を模して建立されています。

その特徴は、「総門」・「山門」・「仏殿」・「法堂」が一直線上に配列され、左に「僧堂(僧の寝起き・座禅所)」、右に「大庫裡(寺院の台所)」が左右対称に置かれているところ。また、各堂が回廊によってつながれているのも特徴的です。

瑞龍寺の伽藍は、中国渡来の禅宗の様式を如実に伝える江戸時代初期の建築として、1997年(平成9年)に山門、仏殿、法堂が国宝に指定されました。

さらに、総門、禅堂、高廊下、回廊、大茶堂は国の重要文化財に指定されています。

その計算し尽くされた寺院の建築物の配置は、建築を知らない人でも魅力を感じるはず。

04:瑞龍寺には「トイレの神様」がいる?

瑞龍寺最古とされる仏像に、「木造烏蒭沙魔明王(うすさまみょうおう)立像」があります。

初めてきく方も多いかと思いますが、烏枢沙摩明王とは禅宗の寺では東司(とうす=トイレ)の守護神として祀られていることが多いそうです。

 

瑞龍寺の明王像は室町時代以前の制作とされ、明王が左足を高く上げ、不浄な振る舞いのあった猪頭の亥子神を縛り上げ、戒めている姿が特徴です。

そして、瑞龍寺では烏枢沙摩明王のお札を受けることができ(申込み制)、このお札を目より高い位置に貼り、お手洗いをきれいにすると、不浄がはらわれ、病気平癒、安産成就、子孫繁栄などがもたらされるとして、お札を求める人が跡を絶ちません。

特に、近年は、植村 花菜さんのヒット曲「トイレの神様」の人気と相まって、注目されている瑞龍寺の烏枢沙摩明王です。

 

瑞龍寺公式ホームページ

05:瑞龍寺の御朱印

「御朱印ガール」もそうでない人も、気になるのが御朱印。

瑞龍寺では、先ほどご紹介した「烏枢沙摩明王様」の絵入りの御朱印が受けられます。

御朱印を受けたい方は、事前に、受付に御朱印帳をお預けになってからの参拝をおすすめします!

瑞龍寺の印が入った御朱印帳も販売されています。

06:瑞龍寺のライトアップ

瑞龍寺のライトアップ

瑞龍寺の見どころとして、もう一つ押させておきたいのが、春・夏・秋・冬と季節ごとにライトアップイベントが行われていること。

ただライトで照らすのではなく、音楽に合わせ、赤や青、緑や紫など、さまざまな色のライトで国宝の山門が幻想的に浮かび上がります。

また、門前には県西部や県内外からたくさんの店が集まり、「門前市」が同時開催されます。期間中はお祭りのように大勢の人で賑わう瑞龍寺。

ぜひご旅行の計画前に、瑞龍寺のライトアップイベント情報をチェックしてみてください。

とやま観光ナビイベント情報

07:瑞龍寺のガイド

高岡市観光協会では、地元の方のボランティアガイドを受け付けています。

ガイドの案内を申込めば、瑞龍寺の建築や歴史についてより深く学べること間違いなし!おすすめです。

知ることができます。

また、地元の旅行会社「富山県福祉旅行センター」では、瑞龍寺で写経や座禅が体験できるツアーを実施しています。

ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

瑞龍寺写経体験・座禅体験

08:瑞龍寺周辺の見どころ

・前田利長公墓所


前田利長公墓所

瑞龍寺から徒歩3分ほどの場所にある前田利長公の墓所。菩提寺である瑞龍寺から「八丁道」という石灯篭が続く道の先に小さな森があり、そこに大名の墓としては日本一といわれる高さ11.9mの巨大な石塔があります。

石塔下部の戸室石で造られた基壇は、約250平方メートルの三層基壇となっており、側面には狩野探幽下絵とされる130枚もの蓮華図文様が彫刻されています。

 


・高岡大仏


高岡大仏

高岡大仏は、銅器のまち高岡の人々が優れた鋳造技術と市民の力で作った大仏です。

総高15.85m重量65t。奈良、鎌倉に並ぶ日本3大仏といわれています。

高岡駅の北口(古城公園口)の方角にありますので、瑞龍寺からはタクシーなどで15分ほどで行くことができます。

09:瑞龍寺周辺のおすすめツアー

瑞龍寺や上記の2ヶ所、その他の高岡市内の見どころを観光タクシーで巡るタクシーツアーや、さらに足を伸ばして「寒ブリ」で有名な氷見を巡るタクシーツアーもおすすめです。

VISIT富山県「国宝“瑞龍寺”と寒ブリの港“氷見”巡り半日コース

10:瑞龍寺の拝観時間・料金

さいごに、瑞龍寺の拝観時間や料金を確認しておきましょう。

・拝観時間
9:00~16:30閉門(冬季(12/10~1/31)は、16:00閉門)
※閉門の30分前までの入場受付

・拝観料
大 人:500円(一般)/400円(30名以上)
中高生:200円(一般)/150円(30名以上)
小学生:100円(一般)/70円(30名以上)

Gallary

Access アクセス

高岡山瑞龍寺

  • 富山県高岡市関本町35
    ■あいの風とやま鉄道「高岡駅」から徒歩10分
    ■JR「新高岡駅」から徒歩15分
    ■能越自動車道高岡ICから車で10分

  • TEL:0766-22-0179
  • 【P】普通車約100台、バス13台 駐車料金: 無料
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