鋳物のまち高岡で伝統技法を体験!銅板着色にトライ! 自分だけのOriiブルーを手に入れる(銅板コースター作り)

伝統技法の「銅板着色」で自分だけのコースターを作ろう!

銅器をはじめとする鋳物の一大産地として400年以上もの歴史がある富山県高岡市。この地で銅や真ちゅうなどの鋳造品の着色を専門に手がける「モメンタムファクトリー・Orii」で、銅板に着色する伝統技法で、自分だけのオリジナルコースターを作る体験してきました。

モメンタムファクトリー・Orii本社工場へ

北陸新幹線 新高岡駅から路線バスに乗って、高岡市長江にあるモメンタムファクトリー・Orii本社工場へ向かいます。

同社が伝統技法を独自に応用して着色した銅板の建築部材は、六本木ヒルズ展望台フロア壁面や、美術館、レストランなどでも使われていて、その唯一無二の存在感が国内外で高い評価を受けています。

 

今回の体験を担当してくださったのは、同社の3代目、折井宏司さん。高岡銅器の伝統工芸士でもあります。

体験ではコースターか円形トレイのどちらかが作れます。
Oriiブルーのクールなイメージを強調すべく、四角いコースターを選択しました。

 

※Oriiブルーとは、メンタムファクトリー・Oriiで生み出した千変万化の表情を描くどこにもないオリジナルの発色のことです。

 

まずは銅板に糠を塗る

漬物作りでもおなじみの糠(ぬか)と銅板を使い、伝統着色技法を体験します。

まずは銅板の表面に糠を塗り、固まりをランダムに散らしながら、平らにならしていきます。

ところで、どうして糠を使うのですか?

「糠に含まれた塩などの成分が焼かれることで反応して、銅に食い込んで模様になるんです。刃物に模様をつけるのに使われることもあります」

と折井さん。

ガスバーナーで糠焼き

さっそく焼きに入ります。銅板を炉内に立てかけ、ガスバーナーを構え着火。まずは糠が焦げるまでふんわりと中火で炎を当てます。

さらに炎を全開にして、銅板が真っ赤になるまで熱します。
この作業がエキサイティングでした!

かっこいい模様が現れた!

一呼吸おいて、銅板を水につけて冷やします。
サンドペーパーで焦げた糠を落とすように磨くと、まだらな模様が現れました。かっこいい!

緑青の被膜を作る

 

銅のさびである、緑青(ろくしょう)を発生させる薬品を塗布します。

銅板の表面に細かい泡がつくように、布でやさしくぽんぽんと触れていきます。

すこし乾かすと、表面が淡い緑色に変化していきます。同じ作業を3回ほど繰り返し、緑青の被膜を厚くしていきます。

気化させた薬品で、色を定着

次は色を定着させる作業。まさかの“あれ”が入ったタンクの注ぎ口に銅板をかざしてタンクをたたくと、不思議なことに色がさっと変化して青みが強くなりました。

 

銅板の表面にウレタンコーティングをしてもらい、底面に台を貼ると、コースターの完成です。

 

自分だけのOriiブルー!

小さな銅板に繰り広げられるOriiブルーのさまざまな色と模様。光によっても変化して、飽きずに眺めていられます。小さな芸術品として、飾って楽しむのもいいかもしれませんね。

完成した作品は、すぐに持ち帰れるのもうれしいポイント。

旅の思い出に、いや、Oriiブルーを体験をするための旅に、高岡にお出かけしてみてはいかがでしょうか?

北陸新幹線 新高岡駅から、モメンタムファクトリー・Orii本社工場へのアクセス方法

【バス】

北陸新幹線 新高岡駅から路線バス27分+徒歩9分

加越能バス「イオン~国吉線」国吉行に乗り、在来線の高岡駅経由で「長江口」停留所(約27分)で下車して徒歩約9分

 

【お車】

本社工場駐車場をご利用ください。

 

 

 

モメンタムファクトリー・Oriiサイト

 

1分45秒でわかる伝統着色でつくるコースター作り体験動画

 

今回の記事の内容が動画でも見てみたい方にオススメ!

 

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モメンタムファクトリー・Orii