立山黒部アルペンルートを、「立山」から「扇沢」まで通り抜けてみた立山黒部アルペンルート 【日帰り】立山出発のモデルコース

世界的な観光地「立山黒部アルペンルート」を、富山側の出発地の「立山駅」から長野県側の「扇沢駅」まで、全ての乗り物を乗り継いで、日帰りで立山駅まで戻ります。

もちろん、人気の「室堂・みくりが池」、「黒部ダム」では、時間をとってスポットエリアの観光も楽しむことができます。

乗り物ごとに推し席の情報、知っておきたい便利なチケットやアクセス情報も合わせてアルペンルート通り抜けの楽しみ方をご紹介します。

立山駅(8:30集合/8:40出発)

 

立山黒部アルペンルートのスタート地点・立山駅から「立山ケーブルカー」に乗って、美女平駅へ向かいます。
切符は、当日でも買えますが、立山駅などでは長蛇の列ができることも。

指定した時間の切符が事前予約できる「WEBきっぷ」で、8:40出発の切符を事前に購入するのが、おすすめです。

※時間の指定ができるのは、立山駅、扇沢駅の出発時刻のみです。途中駅や復路の乗車予約はありません。繁忙期の予約分は埋まりやすいのでご注意ください。

 

購入サイトはこちら↓ ↓

立山黒部アルペンルート WEBきっぷ

 

当日券についての詳細はこちら↓ ↓

立山黒部アルペンルート 当日券について

 

立山駅までの詳しいアクセス方法は、下の↓ ↓「黒部ダムへのアクセス~」で、詳しくご紹介してるので、ぜひチェックしてみてください。

【黒部ダムへの行き方】富山・長野からのアクセス・時間・料金を解説 TOYAMASTYLE

 

 

・「立山ケーブルカー」

所用時間:片道約2.5時間(立山駅ー黒部ダム間)※混雑時は待ち時間などでさらに時間がかかります。

 

立山駅と美女平間 標高差約500mを7分かけてのぼります。
座席は少ないので、基本立っての乗車がほとんどになります。

 

【推し席情報】

1番推し席は、迫力のある急斜面が見やすい先頭エリア。先頭エリアが難しい場合は、向かって右側に乗ると開けた景色が見えます。左側に乗ると、基本的に崖ですが、立山ケーブルカーの車内から望める名所の1つ 材木石が見やすいですよ。
立山駅と美女平駅のちょうど中間地点で、もう一台の車体とすれ違います。

 

乗り物情報

  • 所要時間 7分
  • 定員 120名
  • 注目ポイント かつて黒部ダム建設用の資材を積んでいたことから、ケーブルカーでは珍しい荷台付き。現在も、大きな荷物の運搬に利用されています。

美女平(8:47到着/9:00出発)

 

ケーブルカーを降り、美女平駅のシンボルでもある恋愛成就のパワースポット「美女杉」を足早に拝みつつ、バスの列へ並びます。駅の屋上には展望テラスがありますが、今回はパスして「高原バス」へのスムーズな乗り換えを優先。

バスで、室堂を目指します。

 

・「立山高原バス」

 

美女平から室堂まで 標高差1,500mの高原を走ります。

「立山高原バス」は座席指定がなく、全席自由席です。全員着席制なので、立って乗車することはありません。

室堂へ向かう道中では、称名滝を眺められるポイントなどではアナウンスが入り、速度を落とし走行してくれますよ。

 

【推し席情報】

景色を楽しみたい方への推し席は断然左側!落差日本一の迫力満点の滝「称名滝」が見られます。

 

乗り物情報

  • 所要時間 50分
  • 定員 50名程度(バスの種類により異なります)
  • 注目ポイント 環境に優しいハイブリッドバスや最新のクリーンディーゼルバスで、COや黒煙の排出を抑えています。

室堂(9:50到着/13:00出発)

 

標高約2450mに位置する室堂ターミナルに到着。立山黒部アルペンルートの最高地点です。ここでは、約3時間たっぷり観光を楽しみます。

春から初夏であれば、「雪の大谷」の観光へ。それ以外の期間は、「みくりが池」周辺の観光がおすすめです。(みくりが池はこの後の段落でご紹介しますね)

 

・春~初夏の室堂といえば「雪の大谷」

 

そして、春~初夏の立山黒部アルペンルートの観光ハイライトといえば、「雪の大谷」。

ここ室堂で雪の大谷を見ることができます。

「雪の大谷」についてまとめた記事↓ ↓ もあるので、よかったらチェックしてみてくださいね。

『雪の大谷』へ行く前に知りたい7つのこと。TOYAMA STYLE

 

・「みくりが池」

 

室堂ターミナルから徒歩10分ほどのところにある、室堂のシンボル「みくりが池」。

約1万年前に火山の噴火で生まれた神秘的な湖で、「北アルプスで最も美しい火山湖」と言われています。例年6月までは雪で覆われていますが、7月から10月は湖面に雄大な山々が映り込んで、美しい景色が生まれます。

 

・みくりが池温泉施設内にある「喫茶みくり」

 

「みくりが池」から徒歩5分ほどのところにある、「みくりが池温泉」施設内にある「喫茶みくり」の自家製ブルーベリーのソフトクリーム。最高のロケーションでのソフトクリームは格別です。

レストランも11時から営業しているので、早めの昼食をとるのもおすすめです。

<施設情報> 喫茶みくり公式HP

 

特別天然記念物雷鳥

 

昔から「神の使い」とされ、大切にされてきた雷鳥。ライチョウは特別天然記念物であり、また絶滅危惧種にも指定されている貴重な生物。

みくりが池周辺は、餌となる植物などが豊かな場所なので、雷鳥などの貴重な生物に会えるかもしれません。

 

<ライチョウやオコジョを目撃したら>

室堂の散策中にライチョウやオコジョを目撃したら、目撃場所や数などを情報を投稿報告しましょう。

投稿していただくと、バスターミナルの隣にある立山自然保護センター3階で「ライチョウ観察記念のシール」が貰えます。雷鳥発見の記念になるので嬉しいですね。

 

立山自然保護センター 公式HP

立山室堂ライチョウ見守りネット 公式HP

 

・室堂で昼食を

 

室堂にいる間に昼食を食べましょう。

お弁当を持参して、「みくりが池」散策の途中で食べるのもおすすめです。

 

室堂ターミナル内の施設をご紹介。

座って落ち着いて食べるなら「レストラン立山」、「ティーラウンジりんどう」。時間をかけずに立ち食い派ならば、「立山そば」、手頃なファーストフードならば「味覚コーナー」テイクアウト専門の「幻の豚まん&おやき」。

 

詳細は、こちらのページでご確認ください。

レストラン立山 公式HP

 

・「立山トンネルトロリーバス」

 

13:00発の「立山トンネルトロリーバス」に乗車します。室堂から大観峰までバス一台分の幅の狭いトンネルの中を走ります。

電車と同じように、電線から電力を得て走ります。ハンドルで操作しタイヤで走るので見た目はバスですが、鉄道に分類される珍しい乗りものです。

日本で唯一運行するトロリーバスですが、惜しまれつつも電気バスが導入されるため、2024年が最後の運行となります。

【推し席情報】

トンネル内を走るので、左右の席で景観の違いはありませんが、迫力を感じるのは、フロントガラスがよく見える一番前の席です。

 

乗り物情報

  • 所要時間 10分
  • 定員 72名  自由席(座りきれない場合は立乗り)
  • 注目ポイント 屋根の上についているトロリーポールで電力を受け、ドアの下にぶら下がる鉄球で、漏電時に電気を逃がす仕組みになっています。途中にトンネル内に広がるブルーライトの区間は、黒部ダム最大の難所「大破砕帯」です。

大観峰(13:10到着/14:00出発)

 

バスを降りて外に出ると、そこは立山連峰の断崖に建てられた大観峰。
立山トンネルトロリーバスと、立山ロープウェイ接続駅です。

標高2,316mの高さから眺める、黒部湖や後立山連峰は、アルペンルート屈指の絶景。せっかくの絶景スポットなので、すぐにロープウェイに乗り換えず、駅屋上のテラスへ向かいます。

 

・大観峰「雲上テラス」

大観峰駅の屋上にある「雲上テラス」は、木製の椅子とテーブルがあり心地よい空間。椅子に座ってくつろいだり、アルペンルート屈指の絶景を眺めましょう。屋上以外、外へ出ることは出来ませんが、眺めが素晴らしすぎるのでぜひ立ち寄ってほしいスポット。

当日の混雑状況を確認して、混雑している場合は14:00発のロープウェイに間に合うように早めに移動しましょう。

 

・立山ロープウェイ


14:00発の「立山ロープウェイ」に乗車します。
360度の大パノラマが広がる動く展望台で、大観峰から黒部平へ向かいます。

 

【推し席情報】

座席は少ないので、基本立っての乗車がほとんどになります。推し席は、窓側であればどの位置からも絶景が楽しめます。

 

乗り物情報

  • 所要時間 7分
  • 定員 80名
  • 注目ポイント  中間に支柱が一本もないワンスパンロープウェイ。日本最長1.7kmをワイヤーだけで結んでいます。

黒部平(14:07到着/14:20出発)

 

黒部平は「立山ロープウェイ」と、黒部ケーブルカー接続駅です。

黒部平駅の上にも展望の良いテラスがあり、売店などもありますが、今回はパスして「黒部ケーブルカー」へのスムーズな乗り換えを優先。ケーブルカーで、黒部ダムを目指します。

 

植物が好きな方は、「高山植物観察園」の散策もおすすめです。

黒部平駅を降りてすぐ、約100種類もの高山植物が植えられた「黒部平庭園」があります。庭園には、遊歩道があり数分で一周できるので気軽に散策できます。

 

・ 黒部ケーブルカー

 

14:20発の「黒部ケーブルカー」に乗ります。黒部平から黒部湖間を、最大勾配31度の急斜面を走るケーブルカーで下ります。

 

【推し席情報】

座席は少ないので、基本立っての乗車がほとんどになります。日本にここだけしかない「全線地下式」、ずっとトンネル内を走るので、左右の席で景観の違いはありません。1番推し席は、迫力のある急斜面が見やすい先頭エリア。

 

乗り物情報

  • 所要時間 5分
  • 定員 130名  
  • 注目ポイント  昭和44年の開業以来一度も車輌を変えず、開業当初の客車が今でも使われています。

黒部湖・黒部ダム(14:25到着/15:35出発)

 

駅は地下のトンネル内にあります。黒部ダムまでは約800m。地下道を歩くと目の前にダム堰堤と黒部湖が現れます。黒部ダムまでは、エメラルドグリーンの湖水を眺めながら、ダム堰堤の上を徒歩で移動します。 ここでは、約1時間ほど観光を楽しみます。

 

※黒部湖の遊覧を楽しめる、黒部湖遊覧船ガルベは、今年度の運行で終了となります。乗ってみたいと思ってる人は今年がラストチャンスです。

 

黒部湖遊覧船ガルベ 公式HP

 

・黒部ダム

 

黒部ダムで人気の見どころは、勢い良く噴出す観光放水!観光放水の実施期間は期間限定で、毎年6月26日から10月15日。

 

日本一の高さを誇る黒部ダムからは、毎秒10トンの水が白い水煙を上げてウェーブを描きながら流れ落ちます。この光景は必見です。

 

このような写真のアングルで見れるのは展望広場「レインボーテラス」か「展望台」です。

放水の期間ならぜひともお勧めしたいですが、階段をかなり登りますので、足腰に自身のない方は、ダム堰堤の上から見下ろしましょう。

 

・ダムカード

 

ダムマニアだけでなく、一般の観光客にも人気が広がりつつあるダムカード。

黒部ダムレストハウス1F黒部ダム案内所にて「黒部ダム」のダムカードが無料でもらえます。

ぜひ立ち寄ってみましょう。

 

・関電トンネル電気バス

 

立山黒部アルペンルートのゴール地点まで、あと1つ。黒部ダムを満喫したら「関電トンネル電気バス 」に乗って「扇沢」へ。電気バスは1往復ごとに、約10分間の超急速充電を行うことで運行しています。

車内のアナウンスでも流れますが、トンネル内に広がるブルーライトの区間は、黒部ダム最大の難所「大破砕帯」です。

 

【推し席情報】

推し席は、ほぼトンネル内を走るので、左右の席で景観の違いはありませんが、迫力を感じるのは、フロントガラスがよく見える一番前の席です。座りきれない場合は、立ったままの乗車となります。

 

乗り物情報

  • 所要時間 16分
  • 定員 80名  自由席(座りきれない場合は立乗り)
  • 注目ポイント すれ違いの際に、運転手から運転手へ窓越しに運行票が手渡しされます。一瞬ですので、お見逃しなく。 車内の黒部ダムマスコットキャラクター『くろにょん』型のネコミミのつり革にも注目です。

扇沢(15:51到着)

 

富山県側の「立山駅」からスタートし立山黒部アルペンルートを乗り継ぎ、ゴール地点長野県川の「扇沢駅」に到着です。立山黒部アルペンルートの通り抜け完了です!!お疲れ様でした。

ただこの時間だと、「扇沢駅」から今まで利用したルートを戻って「立山駅」に戻ることはできません。

そこでオススメなのが、「立山黒部アルペンもどルートバス」

「扇沢駅」から「立山駅」もしくは主要観光地まで、なんと1回も乗り換え無しで戻れるバスがあるんです。アルペンルートを通り抜けてもその日のうちに戻ってこられる、とっても便利なバスをご紹介します!

もどルートバスに乗って立山駅に戻りましょう。

 

【立山黒部アルペンもどルートバス】

「扇沢駅」→「立山駅」(もしくは富山県の主要観光地)に戻るルートはこちら

立山黒部アルペンもどルートバス公式サイト

【立山黒部アルペンもどルートバス】扇沢(16:00集合/16:10出発)

 

扇沢駅で「立山黒部アルペンもどルートバス」に乗車し(事前予約必須)富山方面へ向かいます。

今日見た数々の絶景を思い出しながら、時間を気にせず座ってゆっくりバスの中で体を休めましょう。

 

 

途中、「道の駅小谷」または、「道の駅白馬」に休憩で立ち寄ります。「立山黒部アルペンもどルートバス」」には、1,000円分のお買い物クーポンが付きなので、道の駅でお買い物も楽しめます。

 

お土産を買うのも良いですが、お腹も減る時間なので、信州の郷土食「おやき」をおやつに買って、バスの中で食べるのもおすすめです。

 

「立山黒部アルペンもどルートバス」は、黒部宇奈月温泉駅、富山駅北口、を経由して終点の立山駅に20:00頃到着します。※黒部宇奈月温泉駅、富山駅北口で途中降車することも可能です。

 

「⽴⼭黒部アルペンルート」通り抜け後、無事に立山駅」まで戻ってこれました。「⽴⼭黒部アルペンルート」では、たくさん乗り換えて満喫したので、帰りは乗り換えなしで座ったままが楽で便利ですね。電車を乗り継いで帰ってくるより、安くて早いのも嬉しいポイントです。

「立山黒部アルペンもどルートバス」ってなに?

 

<このバスツアーがオススメなのはこんな人>

✓ アルペンルートを立山から扇沢まで楽しみたい

室堂エリアだけでなく、黒部ダムも観光したい

✓ 通り抜けた後、帰りは楽に戻りたい

✓富山(立山駅など)にマイカーおいてアルペンルートに行きたい

 

 

<このバスツアーのポイント>

複雑な乗り継ぎなしで、バス1本で立山駅に戻って来れる

電⾞利⽤のお客様は、富山駅、黒部宇奈月温泉駅で降車可能

✓「お買物クーポン1,000円分」付きだから地場産品のお買物も楽しめる

富山方面へもどルートバスと、長野方面へもどるルートバスがある。

新しく登場した便利なバスプランです。気になる方は下の↓ ↓「この体験プランのご予約はこちら」からぜひチェックしてみてください!↓

 

Gallary

INFORMATION 施設情報

立山黒部アルペンルート

  • 富山県中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂外11国有林

    TEL:076-432-2819 (立山黒部貫光(株))
    ※アルペンルートの立山駅〜扇沢間は、マイカーで入ることはできません。 富山側から入られる場合は、立山駅で駐車し、立山ケーブルカーにお乗りください。 ■富山地方鉄道 富山駅から約1時間、立山駅下車→2階(ケーブルカーのりば)へ ■北陸自動車道立山ICから車で約40分【立山駅駐車場】 無料駐車場:約900台 臨時駐車場:約600台 ※混雑時のみ対応・無料

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