豊かな原風景とハーブの力で、心とカラダを呼び覚ます場所立山の地で、美しく、健やかに「ヘルジアンウッド」

霊峰立山が望める富山県立山町。この地に2020年オープンした「ヘルジアンウッド」は、美と健康をテーマとした複合施設です。

広大な敷地にハーブ園、アロマ工房、レストラン、イベントスペースが点在し、木道でつながっています。

雄大な立山連峰のパノラマ、遠く見渡す富山湾、一面に広がる田園の景観を尊重したつくりになっています。

美しい自然に寄り添う、ハーブの楽園

立山連峰のふもとに位置する立山町は、美しい田園風景が広がる自然豊かな地域です。
景色を遮る建物が少なく、一日の中で、また一年の中で、移ろう変化をしっかりと感じることができます。澄んだ空気と山からの美しい水が流れる田んぼの中に、ヘルジアンウッドはつくられました。

立山の里山は、こころに沁み込む宝物

ヘルジアンウッドは、医学の原点とも言われるハーブの力を、香りや食やトリートメントなど様々な形で体感できる施設です。発案したのは、前田薬品工業の代表取締役社長・前田大介さん。

予防医学の面からアロマに着目し、アロマオイルを抽出する工房や原料のハーブ畑を作るところからはじまり、リラックスできるサービスや空間を提供できる場へと構想が広がっていったそうです。

 

この地は、前田さんが県内約200カ所を周り、ようやく見つけた「けがされていない、純粋な場所」です。

モノやひとにあふれせわしない現代、一見何もないこの原風景が、こころに沁み込む宝物になるのです。

ほとんどの建物は建築家・隈研吾さんが設計を手がけ、景色と調和する建築群が作られていきました。

ハーブにじっくり親しむ場所、The WorkshopとThe Garden

The Workshopはアロマオイルの抽出工房。ハーブ園であるThe Gardenとともに、ヘルジアンウッドのベースともいえる施設です。

建物は全方位ガラス張りなので、周囲のハーブを眺めることができます。

The Gardenで栽培されるハーブは和洋様々。ラベンダーなどが美しい色に染まる夏の摘み取り体験は、目にも楽しいおすすめイベントです。

収穫したハーブはアロマオイルの原料となり、料理やハーブティーにも使われます。

The Workshopにはハーブティーを飲めるスペースがあり、専門資格を持つ講師による様々なワークショップも行われています。

生薬でもあるハーブの効能を分かりやすく説明し、親しみを持って知るように工夫がされています。

 

建物の奥にある蒸留抽出器は福岡県から運んだもの。富山の湧水を使い、水蒸気蒸留法で丁寧に抽出します。

ラベンダーの花穂3kgから抽出できるオイルは、わずか3%の90gしかとれない大変貴重なものです。

 

抽出された精油は前田薬品工業でマッサージオイル、スキンローション、ルームスプレーなどの製品になり、「Taroma(toyama+aroma)」というブランド名で販売されています。

豊かな富山の恵みと製薬会社の高度な製造技術でできたアロマ製品は、

The WorkshopやThe Kitchenで手にとって確かめることができます。

The Fieldは自然を感じるイベント空間

The Fieldは三角屋根が目を引く、全天候型のイベントスペースです。木材が曲線を描くように並んだ温かみのある空間。柔らかい風を感じられる施設です。

こちらでは、お花見やお月見、音楽イベントなども楽しめます。

屋外ウエディングの予約も多く、レストランでの披露宴や、これからできる宿泊施設など、全体を活用した楽しみ方もできそうです。

「The Kitchen」、「The Table」で心豊かなひとときを

「The Kitchen」、「The Table」は、田んぼの中に建つレストランです。

「The Kitchen」では、カジュアルなプレートランチ(お昼の営業のみ)。

「The Table」では、コース料理がお昼も夜も楽しむことができます。予約者だけの特別な空間で、ここでしか味わえないコース料理を堪能できます。(要予約)

立山連峰が望める東側に大きなガラス窓があり、田園風景と一体となった気分で、ゆったりと食事を楽しめます。ローズマリーの照明も素敵ですね。

こちらには断熱材としてワラが敷き込まれ、その一部が内外から見える仕様となっています。自然の素材を多く使った造りに、この施設の想いが感じられます。

 

個室の扉と壁、天井の内装は、ハーブを漉き込んだ和紙でできています。

写真内のシルクのカーテンは城端の会社で作られたものです。

立山町は陶芸をはじめ、ものづくりをする人が多いまち。この施設では入口のサインなど作品を随所に置き、地域の人との繋がりも大切にしています。

 

The Gardenで栽培するハーブと地元の食材を使ったランチは、心と身体に優しく沁み渡る美味しさ。

ハーブを通して季節を感じる、ティーカウンター

レストランの一角には、メディカルハーバリストが常駐するティーカウンターもあります。

レギュラーハーブティ5種と、シーズンハーブティ1種が用意され、専門的なアドバイスを受けて注文することができます。

 

シーズンハーブティは1年を24等分する二十四節気に合わせてブレンドされ、2週間ごとに内容が変わるそう。

繊細な時候の移り変わりを感じながら、自分の身体に向き合うことができます。

宿泊できるサウナThe Hive、ゆったり寛げるThe SpaとThe Villa

ヘルジアンウッドには新しい施設が続々完成予定です。2021年夏にオープン予定のThe Hiveは、アロマと音をテーマとする、半地下構造のサウナホテルです。

ハーブ園や立山連峰を見渡しながら、ラベンダーティーで水分補給し、冬は水風呂の代わりに雪の中へダイブできるなど、ワクワクする要素がいっぱい。

アロマトリートメント施設のThe Spaは2021年夏、宿泊施設のThe Villaは2022年冬にオープン予定。富山の散居村をイメージした、長期滞在できる場所を作っていくそうです。

これらの動きにも目が離せませんね。

旅人が住人になりたくなる「村」としての再生を目指して

周囲に見えるのは廃校になった小学校や保育所…ここは過疎化が進む集落でもあります。

前田さんは、ヘルジアンウッドを住人と旅人が交流できる場として機能させたいと考えています。

夢は小学校の復活。旅人がいつしか住人になり、豊かに生きられる「村」としての再生、新しいカタチの地方創生を目指しているそうです。

変わらない原風景と、変わりゆくヘルジアンウッドのこれからを、その目で確かめに行きませんか?

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Healthian-wood(ヘルジアンウッド)