日本の原風景が残る「生きた世界遺産」に行ってみよう【五箇山へのアクセス】相倉・菅沼集落へ車とバスでの行き方を解説
五箇山へ車・バスを使った行き方をわかりやすくまとめました。
2つの合掌造り集落「相倉」と「菅沼」を効率よく巡るおすすめルート、駐車場情報、移動途中の休憩にもおすすめの観光スポット、お得なバスフリーきっぷ、タクシーツアーなどもご紹介しています。
目次
相倉と菅沼は車で15分
富山県南西部の南砺市(なんとし)、岐阜県との県境近くに位置する五箇山。
ここは標高約1500mの山々に囲まれ、庄川の流れに沿った深い谷間にいくつかの集落が点在しており、このうち、「相倉(あいのくら)」と「菅沼(すがぬま)」の2つの合掌造り集落が、1995年に岐阜県の白川郷と同時にユネスコ世界文化遺産に登録されました。※
五箇山観光は車かバスで
相倉合掌造り集落には23棟、菅沼合掌造り集落には9棟の合掌造り家屋が現存し、江戸から大正期に建てられた伝統的な合掌造りの家と山里の文化が受け継がれ、今も多くの人が生活を営んでいます。 その距離は車で約15分(11km)。 いずれも山間部で高低差があり、徒歩での移動は困難なため、なので、点在する見どころを効率よくまわるには、車やバスが便利です。 |
※ 1995年岐阜県白川村の荻町合掌造り集落とともに登録
【車でのアクセス】おすすめモデルルート
現地の観光スタッフおすすめのモデルルートをご紹介します。
五箇山ICを出て、菅沼→相倉の順に巡るルートで、途中、食事処や五箇山の名物が買える上梨集落と下梨集落も立ち寄れます。
1.五箇山IC ↓(国道156線 約2分(1km)) 2.菅沼展望駐車場 ↓ (エレベーター or 徒歩) 3.菅沼合掌造り集落 ↓(約10分 (約5km)) 4.上梨集落 ↓(約8分 約4km) 5.下梨集落 ↓(約4分 約2km) 6.相倉 第一駐車場 or 第二駐車場 ↓ (徒歩) 7.相倉合掌造り集落 |
知っておくとお得な情報 ✓五箇山エリアへ富山市内から一般道で向かうと、くねくねとカーブする細い道が多いので、五箇山ICまでは高速道路がおすすめ
✓IC料金所には、五箇山の地図があり、五箇山の情報と道路案内がとても分かりやすくまとまっているので、ぜひ入手を
✓上梨集落と下梨集落では、食事処や五箇山の名物が買えるので、ちょっと一息におすすめ。それぞれ無料駐車場あり |
【車でのアクセス】五箇山IC→菅沼合掌造り集落
・菅沼の展望広場駐車場
五箇山ICを降りると国道156線に入ります。約2分(約1km)進むと、左手に菅沼展望広場駐車場が見えてきます。
<菅沼合掌造り集落の営業時間> 4月~11月 … 8:00~17:00 <駐車には保存協力金が必要> 合掌造り集落の保存協力金(普通車1台につき500円)を支払います。合掌造り集落は、この協力金によって文化遺産としての維持・保全活動がされています。 |
駐車場そばにある建物内のエレベーターを使って下に降り、トンネルを進むと、菅沼合掌造り集落が見えてきます!
展望広場駐車場からエレベーターを使わず、集落の外周に沿って国道を歩いて行っても、菅沼合掌造りにたどり着くことができます。
エレベーターを使うよりも少し時間はかかりますが、道におすすめの撮影スポットもあるので、体力のある人やベストショットを抑えたい人はぜひこちらのルートを試してみましょう!
・菅沼住民駐車場
展望広場駐車場は時期によっては閉鎖されている場合があるので、その際は菅沼住民駐車場を利用しましょう。(菅沼住民駐車場は、展望広場駐車場から100m進んだ先の左側)
【車でのアクセス】菅沼→上梨(かみなし)へ
菅沼を出たら約11km離れた相倉へ向かう道中にも、実は隠れた見どころがあるんです。
菅沼から国道を5kmほど進んだところにある上梨(かみなし)という集落。
五箇山総合案内所や、国指定重要文化財・村上家があるので、ぜひ寄ってみてください。無料駐車場があり、周辺に食事処が揃っているので、休憩にもおすすめです。
・約350年前の建築様式を伝える村上家
村上家は約350年前の建築様式を伝える貴重な合掌造り家屋。撮影時はちょうど、屋根の葺き替え作業中でした。
急勾配の茅葺き屋根の特徴
急勾配の茅葺き屋根は、豪雪地帯で見られるもので、合掌造りの大きな特徴です。 葺き替えは、合掌造りの保存のためには欠かせない作業です。合掌造りとその景観は、たくさんの人の努力で守られています。 |
【車でのアクセス】上梨→下梨へ
上梨集落の終わりにある上梨トンネルを抜けて4kmほど進むと、下梨交差点が見えます。
この交差点の周辺は、下梨(しもなし)と呼ばれる集落。無料駐車場があり、とちもち、堅豆腐など、五箇山の名物を製造販売するお店が集まります。ちょっと一息におすすめの場所です。
下梨にある地主神社
毎年9月に「五箇山麦屋まつり」が行われます。 |
【車でのアクセス】下梨→相倉へ
・相倉の第2駐車場または、第1駐車場へ
下梨交差点から2kmほど進むと、相倉口バス停が見えます。ここから細めの道に入ります。第2駐車場、その500m先に第1駐車場があります。
<相倉合掌造り集落の営業時間> 8:30~17:00 早朝・夕暮れ以降の見学はご遠慮ください(ライトアップイベント時は除きます) ライトアップイベントのスケジュールは、公式サイトをご確認ください。 <駐車には保存協力金が必要> 合掌造り集落の保存協力金(普通車1台につき500円)を支払います。合掌造り集落は、この協力金によって文化遺産としての維持・保全活動がされています。 |
・相倉全景が見えるスポットへ
第1駐車場にある小屋の脇にある小路から上ってみると、相倉合掌造り集落が一望できる展望台があります。
奥には人形山が見え、春先になるとこちらの山の斜面に雪形が現れます。新緑や紅葉の時期も美しく、いつでも原風景に心癒されますよ。
・西赤尾・小谷地域もおすすめ
五箇山には、国指定重要文化財・岩瀬家がある西赤尾や、五箇山和紙の里や温泉がある小谷(おたに)といった地域もあります。
西赤尾は五箇山ICから2km圏内、小谷は下梨から6km圏内です。
どちらのエリアにも道の駅があり、広い無料駐車場があるので、時間に余裕があれば寄り道するのもいいですね。
【バスでのアクセス】
予約不要で毎日運行している世界遺産バスが便利です。
世界遺産バスは下記2つの乗り場から発着しています。
<世界遺産バス発着場所> 1.あいの風とやま鉄道・高岡駅前7番バス乗り場 2.JR城端線・城端駅前バス乗り場
<主な停車場所> 高岡駅前→新高岡駅前→城端駅前→相倉口→上梨→菅沼→西赤尾→白川郷 |
新高岡から相倉までは約1時間で到着し、全ての便が五箇山の主要なエリアに停まります。詳細な時刻表は下記の公式サイトにてご確認ください。
五箇山エリアの最寄り駅「城端駅」へのアクセス
五箇山エリアへ一番近い駅「城端駅」。ここは「越中の小京都」と呼ばれ、今でも古い町並みが残っています。 あいの風鉄道・高岡駅または、北陸新幹線・新高岡駅で、JR城端線に乗り換えることができ、各駅から約30分で、城端駅に到着。 |
バス乗り降り自由「周遊フリーきっぷ」
多くの集落に行ってみたい人には、世界遺産バス専用フリーきっぷという便利なものも!
何種類かある中で、おすすめは「五箇山・白川郷フリーきっぷ」。高岡駅前と白川郷間にあるいくつもの停留所が1日乗り降り自由です。
うまく使えば、1日でまとめて3つの世界遺産集落を巡ることもできますよ。
上記の主要な停留所以外にも多くのバス停に停まるので、フリーきっぷがあれば気軽に乗り降りができます。
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便利なタクシーツアー
バスの乗り降りや、バスの時間を気にするのが大変!という方にピッタリなのが、便利な観光タクシーツアー!
特にご年配の方、小さいお子さんがいるご家族連れ、女子旅の方などにご好評を頂いています。
五箇山タクシーツアーのポイント ✓ 富山駅もしくは高岡駅 or新高岡駅から出発場所を選べる ※ ✓ 世界遺産・五箇山相倉集落の観光 ✓ 越中の小京都・城端の散策 ✓ 富山駅もしくは高岡駅 or新高岡駅にて下車 ※ ✓ 所要時間は約3時間なので、残り半日は別の観光地も楽しめる
※お申し込みのプランによって選べる駅は異なります |
気になった方は下の↓ ↓「この観光体験プランのご予約はこちら」のリンクをチェックしてみてくださいね。
集落の見学マナー
五箇山の菅沼集落には9棟、相倉集落には23棟の合掌造り家屋が現存し、今でも、そこで人々が生活を営んでいる「生きた世界遺産」です。
<見学のマナー> 1.不用意に戸を開けたり、住民の方に断りなく写真を撮ったりすることのないように気をつけましょう。 2.日没後~早朝の訪問は避け、節度を持って観光しましょう。 3.住民の方に会ったら、あいさつも忘れずにしましょう。 |
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日本の原風景が残る生きた世界遺産「五箇山」。
是非あなただけのお気に入りスポットを見つけてみてくださいね。
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菅沼
〒939-1973 富山県南砺市菅沼
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相倉
〒939-1915 富山県南砺市相倉
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