何百年、人々の営みが継がれる合掌造り集落。雪に包まれる冬の景色もまた格別(写真は菅沼合掌造り集落)

日本の原風景を今に伝える『五箇山』を旅するの前に知りたい10のこと | 富山県のオススメ観光・体験スポット

世界遺産としても有名な二大集落のある五箇山へのアクセス方法や、オススメ観光・体験スポット、五箇山の郷土料理などをまとめました。

お得なバスのフリーきっぷや、便利なタクシーツアーなどもご紹介しています。

五箇山と白川郷の違い

五箇山は富山県南砺市、白川郷は岐阜県大野郡白川村にあります。同じ庄川流域にありますが、五箇山は越中富山の、白川郷は飛騨高山の文化圏に入ります。

白川郷は、規模が大きく観光地として整備され、多くの観光客が訪れ知名度があります。 五箇山は、小規模ではありますが、より素朴な山村の原風景をみることができます。

 

「相倉集落」と「菅沼集落」の違い

五箇山には、「相倉合掌造り集落」と「菅沼合掌造り集落」の二大合掌造り集落があります。

上の写真は相倉合掌造り集落。20戸の合掌造り家屋が現存し、田畑、石垣、雪持林もそれぞれ昔ながらの形を留めています。

集落内には、お土産店、民宿のほか、相倉民俗館と相倉伝統産業館では集落の生活の様子と和紙産業の歴史知り、和紙造りの体験もすることができます。

一方、菅沼合掌造り集落には、9戸の合掌造り家屋があり、土蔵や板蔵等の歴史的建造物が保存されています。小さいながら、ほのぼのとした里山の原風景がそのまま保存されてます。

 

 

五箇山への行き方

世界遺産バス外観

山深いイメージの五箇山ですが、北陸新幹線・新高岡駅を利用した場合、レンタカーやタクシーに乗り換え、高速道路を経由して1時間ほどで行くことができます。

菅沼と相倉の合掌造り集落間は車で約15~20分くらい離れており、集落の間にも見どころが点在しているので、車での観光が便利です。

公共交通機関を使う場合、高岡市内から、「世界遺産バス」というバスが運行しています!

下記リンクからお得な世界遺産バスのフリーきっぷの予約ができますよ。

世界遺産バスのフリーきっぷ予約サイト

 

富山駅からは、富山駅と五箇山を結ぶルート設定のタクシーツアーが便利です!

世界遺産 五箇山と越中の小京都 城端周遊一日コース予約サイト

 

五箇山の郷土食

五箇山豆腐

五箇山の郷土料理といえば、「五箇山そば」や「五箇山豆腐」。
中でも「五箇山豆腐」は、縄で縛っても崩れないのが特徴の堅めのお豆腐です。
その堅さは、「寝るときに枕にした」、「つまづいて生爪をはがした」などと比喩されるほど。

五箇山を旅するなら、ぜひ味わいたい一品です。

 

 

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こきりこ踊りイメージ

相倉合掌造り集落では、特産品の「五箇山和紙」の和紙漉き体験ができます。

周辺には「国指定重要文化財 村上家」、「岩瀬家」のように、合掌造り建築の中で、当主のお話を聴けたり、事前に予約しておけば、この地特有のこきりこ踊りなどの民謡を鑑賞できる施設もあります。

 

五箇山のライトアップ

五箇山菅沼集落のライトアップ

五箇山では、定期的に夜間のライトアップが行われています。

これは旅行会社でツアーが組まれるほど、人気のイベント。
昼の素朴な景色とはまた違った、幻想的な風景を楽しむことができます。

五箇山観光公式サイト「五箇山彩歳」で、日程や時間などご確認ください。

五箇山彩歳

 

ちょっと一息♪ 30秒動画で楽しむ五箇山
~30 seconds trip~

冬の五箇山旅行の魅力をギュッと30秒にギュッと凝縮しました。

 

 

「合掌造り」のこと

合掌造りは、豪雪地帯特有の知恵が詰まった建築様式です。

湿度が高く、重たい雪が降る五箇山・白川郷エリアでは、他の地域に比べ雪を落としやすい急勾配の屋根と、妻入り(玄関が正面にある)の家屋が多いのが特徴。
古いものでは400年前に建造された建物もあります。

茅葺屋根の葺き替えには、特殊な技術と、大変な労力、そして莫大な費用がかかります。

その葺き替えを、15年から20年に一度行いながら、建物を維持してきた五箇山の人々の努力が、ユネスコの世界遺産選定につながったのです。

 

世界遺産に登録された理由

小さな山里の集落が、世界遺産として評価された理由の一つは、言うまでもなく、
その「集落景観」が優れていたこと。

合掌造りの家屋だけでなく、田畑、石垣、雪持林も含めた集落景観は、国内の他の地域にはない、貴重な景観。

社会経済が大きく変わっていく中、五箇山では地域の人々の連帯によって、数百年も変わらぬ景観を維持保存してきたことは、素晴らしい財産です。

そして、もう一つのポイントは、「生業と文化」の存在。
屋根裏での養蚕と地下での塩硝(火薬原料)の製造、和紙、民謡など、環境と調和しながら受け継がれてきた人々の営みが、世界に認められ、世界遺産として認定されたのです。

 

 

五箇山の地場産業とは

加賀藩政時代、五箇山では、一大産業として、黒色火薬の原料となる塩硝(えんしょう)が製造されていました。

塩硝製法は、鉄砲伝来(1543年)以来20数年で、すでに五箇山に伝えられていたといわれています。

五箇山には、塩硝の材料であるヨモギ、麻、サク等が採取しやすい環境にあったためと思われます。大きくて頑丈な建物がその製造に適していたためと思われます。

屋根裏での養蚕と地下での塩硝(火薬原料)製造は、加賀藩を影で支えたました。重厚な合掌造りが維持されてきた背景には、藩からの手厚い庇護があったことも確かです。

菅沼集落の「塩硝の館」では、その製造過程を人形コーナーや影絵コーナーなどでわかりやすく再現しています。

とやま観光ナビ「塩硝の館」

 

見学のマナー

岩瀬家 囲炉裏イメージ

五箇山や白川郷は、観光のためのアトラクションではありません。

今でも一般の住民の方が、そこで生活を営んでいる集落です。当然、合掌造りの建物は、観光施設だけでなく、普通の民家である場合もあります。

不用意に戸を開けたり、住民の方に断りなく写真を撮ったりすることのないように気をつけましょう。

住民の方に会ったら、あいさつも忘れずにしましょう!

 

 

Gallary

INFORMATION 施設情報

五箇山

  • 富山県南砺市上梨754(五箇山総合案内所)
    ■JR城端線城端駅から五箇山行バス40分、菅沼下車
    ■JR高岡駅前から世界遺産バスで1時間15分、菅沼下車
    ■東海北陸自動車道五箇山ICから車で2分

  • TEL:0763-66-2468(五箇山総合案内所)
  • 【P】約30台 駐車料金: 普通車・軽自動車:500円
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